九州住環境研究会

No.253 レジリエンス住宅は、災害時に真価。
台風や地震といった自然災害は、避けては通れない。その時に頼りになる住宅が重要です。
レジリエンスとは、強靭(きょうじん)さや回復力を示す言葉で、被災しても回復力・立ち直りの早いことです。

2025年8月28日更新

高性能住宅とは、省エネ・ZEH・高断熱性能などレジリエンスが高い住宅。

耐震性や耐火性の高い住宅は、被害を抑えることができますが、それだけでは不十分です。災害時には、水道や電気などのライフラインが寸断され、復旧までには長い時間がかかる場合もあります。
最近では、とっさの被害に備えて飲料水や食料の備蓄は、当たり前になっていますが、あらかじめ、そのような災害を予想して食品や日用品などの収納スペースを備えた住宅が増えています。また雨水タンクなどで平常時から備えたり、太陽光発電を備えた住宅は、災害時にも自宅で発電した電力の利用も可能になっています。
真夏の災害でもエアコンが使えれば、熱中症などの備えにもなります。

最新の省エネ住宅、例えば、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)などを、レジリエンスの高い住宅といいます。
しかし、太陽光が乗っていても曇りや雨では、発電ができませんが、蓄電池やEVを蓄電池がわりに使用できるV2H(ビークル・ツー・ホーム)などを備えた住宅は、平常時は、EVに電力を供給し、災害時には、EVの電力を使用できるというシステムの設置など、住宅の快適性と省エネ性を高めていくことで、住宅は意図しなくても災害に強い住宅になっていきます。

都市部の災害では、通常、在宅避難になり、リジリエンスの高さが重要。

避難所は、スペースが限られており、プライバシーも守れませんから、都市部の災害では、自宅にとどまる在宅避難が主流になりつつあります。
倒壊や浸水の心配がない場合は、在宅避難を日頃から考えておかれた方がベターです。

レジリエンス住宅は、省エネや高耐久からも自然に派生する!!

レジリエンス住宅は、高い機能を備えているので、通常の住宅よりも建築費用が高額になりますが、それは、ZEH水準や長期優良住宅・GX志向型住宅を建てることで派生する性能でもあります。

これらの高性能住宅には、様々な税制優遇や補助金などが用意されている場合もありますから、特別に自宅のレジリエンスのために設備をプラスしたり、住宅を強化する必要もありません。例えば、松下孝建設の場合は、GX志向型住宅やZEH水準の住宅を希望する場合も、ほぼ現状の性能でクリアーできます。

建物の使用部材や木材も無垢4寸柱を主要木材にしているなどレジリエンスの高い仕様になっています。建物の3要素、高断熱・高気密・計画換気を追求して、真面目に住宅を建ててきた結果です。

ご自宅のレジリエンスが気になる場合は、レジリエンス住宅チェック。

一般社団法人日本サスティナブル建築協会(JSBC)の「CASBE・レジリエンス住宅チェックリスト」を利用すると「住まいのレジリエンス度」をチェックすることも可能です。 チェックリストでは図・1建物の性能と暮らし方を基にして平常時の「免疫力」・災害時の「土壇場力」・災害後の「サバイバル力」の3点から判断してください。