施工工程

第三種換気システム

24時間換気装置であれば何を装備しても法律上は問題有りませんが、住宅の空気環境においては格段に差が出ます。換気装置の中でも、第一種換気装置とは給気も排気も機械的に行う換気装置で、単純に考えるならば最も合理的な強制排気装置のように考えられますが、実際はダクト式の場合ならばまだしも、壁に穴を開けただけの従来の換気扇のような方式の第一種換気装置の場合は、空気が一方的に入り口から出口へとショートサーキット(一方向に流れて拡散しない)してしまいます。したがって正しい換気は出来ません。また、ダクト式第一種換気装置の場合は、熱交換型の装置が多く、熱交換器により排気熱の70%が回収されるために経済的ではありますが、換気量が30%程度と低くなるために正確な換気は行われにくくなってしまいます。北欧各国でも、再循環空気の使用は換気にふさわしくないということから、ダクト式であっても第一種換気は採用されなくなってきているのが実情です。北欧でも写真のような、九州住環境研究会が採用しているダクト式第三種換気装置が主流になっています。


換気本体には扉がついていて開閉が可能です。一年に一回程度、換気装置を止めて(但しこの場合は、ブレーカーを落として電気を完全に停止させる)中のファンを取り出して水洗いして下さい。こまめに給気口や排気口を掃除することで換気装置は確実に働き、長持ちさせることが可能です。


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