施工工程

外壁施工

モルタル施工にするか、サイディング施工にするかは、お客様の好みに任せられます。従来のモルタル施工は、施工後数年もたたないのに亀裂が入ったり見苦しいものもありましたが、それは住宅自体の構造の強度にもよるものです。耐震性や耐久性が高い住宅では、従来のようにモルタルに亀裂が入るようなことはありません。また、モルタルの亀裂は、基礎の施工精度が不十分だったり、基礎が壊れたり沈下することでも起こります。九州住環境研究会の会員工務店のモルタル外壁は、全くそのような心配はありません。


モルタル施工の利点は、サイディング施工のように目地を必要としない一体化施工のため、経年変化が少ないといえます。壁面全体が切れ目なく施工されるので、雨水や風の侵入が少ないということがいえます。断熱・気密性能も高まり住宅性能をトータルで考えた場合、サイディングよりも有利な点が多いようです。問題は、モルタル施工面の亀裂ですが、これは住宅構造の強度に関わるもので、地震の揺れや台風等で住宅の揺れが、その住宅の強度の限界を超えた時に発生します。最も重症な例は、基礎の不同沈下によるものでこの場合は、モルタルの亀裂だけではなく、住宅全体の建て替えにも及ぶ重大な問題ともなります。基礎の正確な施工と構造の強度が重要です。


サイディング施工の特徴は、施工性が良く比較的に工期が短くてすむということです。また、様々な素材やデザインのものがあり、お客様の好みで色彩や色調、デザインが決められます。タイルやレンガ調のもの等、本物と見分けのつかないサイディングもあり、個性豊かな外壁が可能になります。また、ガルバリュ?ム鋼板やアルミのサイディングも商品化されており、従来のサイディングのイメージからは考えられないような強度や耐久性も進歩したものになっています。


サイディング施工は、目地部分の直線性を見ることで施工の善し悪しが判断できます。目地の美しさもサイディング施工の特徴です。


九州住環境研究会の会員工務店の住宅は、100年の耐久性能を目指して建築されています。従って、定期的なサイディングの張り替えでいつも新築と同じ気分を味わうこともできます。部分的な補修も簡単に行うことが可能ですから、台風等の被害に際しても迅速に補修することができます。目地の耐久性も伸びてきていますが、目地の補修が必要な場合も迅速に対応可能です。


デザイン性や質感を再現できるサイディングは非常に使い勝手のよい素材です。写真はガルバリューム鋼板を再現したものですが、このようにデザイン性を取り入れてサイディングによって、防火性能や耐火性能を上げることも可能です。サイディングの選択で住宅の外観は一変します。


ページの先頭へ


九州住環境研究会は地域の皆様の住環境を守ります。

なぜ高性能住宅は得をするのか? 知らないと損をしますよ